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沖縄タイムス

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2020年(令和2年)

1月31日

2015年(平成27年)

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2014年(平成26年)

9月4日 電子版5月28日

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2015年9月26日

沖縄タイムス 平成27年9月26日(土)サクッとニュース

那覇市の龍柱、石材設置作業を再開 本体は10月完工

 那覇市が3億3千万円の建設費用を使って市若狭に建設を進める龍(りゅう)柱について、石材の設置作業が16日から再開された。10月をめどに本体工事を完了する予定。現在、石材は大型クレーンで全体の約4割強まで積み上げられている。12月末までに周辺の整備工事を行い、予算可決から2年半がかかった龍柱建設事業が終了する見込みだ。

 事業完了に向け、市は7月7日に事業者と請負契約を締結した。工期は12月25日まで。城間幹子市長は24日の記者会見で、「(龍柱が)那覇市の経済の発展につながると思っている。いかに活用していくかをこれから考えていきたい」と改めて決意表明した。

 龍柱は一括交付金を活用し、約2億6700万円を計上して前年度内に完成予定だったが、工期内に工事を完了できず一括交付金の活用を断念。市は今年4~5月の市議会臨時会で事業費1億296万円の補正予算案を計上し、工事再開に向けた作業を進めていた。


2015年6月13日

沖縄タイムス 平成27年6月13日(水)政治

龍柱に検査院メス 那覇市手続き「落ち度」国が問題視

 国からの交付金が減額された那覇市の龍柱事業に11日、会計検査院のメスが入った。市は今後、新たな業者と契約し年内の完成を目指すが、検査結果次第で交付金返還の可能性もはらむ。工事計画変更や人材不足などで2014年度完成がずれ込み、15年5月の市議会臨時会で追加事業費を可決。交付金減で市の負担額が当初の4倍に膨らみながらも建設再開にこぎ着けたが、先行きは不透明だ。(社会部・我喜屋あかね)

 龍柱は当初、松山公園に1体を建設する計画で、12年度予算で事業費1億2400万円を計上。その後、大型クルーズ船が発着する若狭バース完成などを受けて、建設場所を若狭緑地に変え、数も1体増やして2体に。13年年度予算で追加事業費1億4300万円を計上し、各年度の予算で1体ずつ建設する前提で国の交付が決まった。

 だが、市は「効率的に事業を進めるため」(市幹部)、予算の執行段階で考え方を変更。12年度予算を龍柱2体分の「制作費」、13年度予算を2体分の「設置費」と位置付けた。

 15年2月に市が交付請求すると、国は「交付決定時と予算編成が異なる」と問題視。市の考え方を踏まえつつも、12年度は1体目の予算なので「龍柱1体目の制作費」、同様に13年度は2体目の予算なので「2体目の設置費」だけが交付対象とされた。減額は市にとって想定外だった。

 市によると、予算の変更は13年7~8月ごろ県に伝え、指摘は受けなかった。その後も県から数回、工事の進捗(しんちょく)について問い合わせがあったが「予算執行の話はなく、了承を得たと考えていた」と説明する。

 ただ、市と県のやりとりは口頭。県幹部は「(書面による)正式な手続きがないため、交付決定時のままという認識だった」。国の担当者も「正規の手続きを行えば、こういう結果にならなかった」と言う。

 市幹部は「結果論だが、きちんと手続きを踏むべきだった」と“落ち度”を認め、「他の交付金事業もあり、今後は書面を通して確認したい」と話す。

 市は指名入札で業者を決め、7月にも龍柱工事を再開させる方針。一方、もし会計検査院から「不適切」と指摘されれば、市民の負担額がさらに増す事態も想定される。事業当初から「税金2億円以上を使って作る必要があるのか」などの声があり、建設中止を求める市民からの署名は約2千筆に上る。城間幹子市長は「完成後は経済にも役立つ仕組みづくりに取り組みたい」とするが、市民負担に見合う効果がなければ、市への批判は収束しない。


2015年6月12日

沖縄タイムス 平成27年6月12日(金)政治

那覇市の龍柱事業 会計検査院が検査

 那覇市の若狭緑地で建設再開が決まった龍柱事業をめぐり、会計検査院は11日、市担当部署に実地検査に入った。検査では設計図や計画書などを確認し、現場視察などを通して工事手続きや補助金の支出が適正だったかどうかを調査したとみられる。市や県の担当者は、検査内容について「主体は会計検査院で、答える立場にない」としている。

 同日午前9時、会計検査院の調査官2人が久高將光副市長を表敬。その後、役所内に設置された検査室で検査を行った。午後には龍柱の建設現場を視察した。

 検査院によると、国から直接・間接に補助金などが交付されている事業について、補助金等適正化法に基づき検査できる。本紙の取材に「個別の検査に関しては答えられない」とした。

 検査結果が出るのは数カ月先になる見通しだ。


2015年6月11日

沖縄タイムス 平成27年6月11日(水)サクッとニュース

那覇市の龍柱、会計検査院が調査へ「完成前は異例」

 那覇市の若狭緑地での建設再開が決まった龍柱事業をめぐり、会計検査院が11日に同市の担当部署を実地検査することが分かった。通常、会計検査は事業完了後に行われており、政府関係者は「龍柱が完成前の現段階での検査は異例」としている。検査院から「不適切」と指摘された場合、国から交付金返還を求められる可能性もある。(我喜屋あかね)

 検査の実施以外に詳しい内容は市側に伝えられていないが、設計図の確認や現場視察などを通じて、工事手続きが適正か否かを判断するとみられる。

 検査院によると、国から直接・間接に補助金などが交付されている事業について、補助金等適正化法に基づき検査できる。本紙の取材に「個別の検査に関しては答えられない」とした。

 事業完了前の検査について、市や県の関係者は「龍柱建設をめぐり、県内外の注目を集めているからでは」と推測。国からの交付金(1億709万円)の支給は2014年度で終了しており、市の担当者は「交付が終わったという意味での検査ではないか」という見方を示している。

 一方、政府関係者は「検査院の意図は分かりかねるが、事業終了前の検査は異例。交付金をめぐる一連の手続きを精査しようとしているのだろう」と話した。

 市側は「事業が『不適切』になることはない」とするが、検査結果が出るのは数カ月先の見通し。検査院から何らかの「指摘」があった場合、国から交付金の一部もしくは全額の返還を求められる可能性もある。


2015年5月20日

沖縄タイムス 平成27年5月20日(水)社会・くらし

龍柱建設に反対 那覇市に市民が署名提出

 那覇市若狭緑地で建設が進む龍柱について、住みよい那覇市をつくる会(金城テル代表)は19日、市の建設管理部花とみどり課に建設中止を求める署名1366筆を提出した。

 提出した署名は、書面に記載された528筆と、インターネットで集まった838筆。同団体によると、今回で計2万7792筆の署名を同課に提出した。うち県内からの署名はインターネット上のものも含め、約2千筆にのぼるという。

 金城代表は「地震などに耐えることができるのか」と安全性について指摘。また、署名では「高額な建設費や景観への影響を疑問視する声が上がっている」としている。


2015年5月9日

沖縄タイムス 平成27年5月9日(土)サクッとニュース

龍柱事業、予算見解にずれ 内容変更めぐり国と那覇市

 那覇市議会臨時会は8日の本会議で、市若狭緑地で建設が中断している龍柱の完成に向けた事業費1億296万円の補正予算案を賛成多数で可決した。これにより、建設にかかる市の負担額は当初予定の4倍となった。理由の一つは、一括交付金の予定交付額が減額されたため。だが、市が2012年度の交付金の繰り越し申請後に、予算の計上内容を変更できないにもかかわらず、内容変更して計上したことが原因だったことが同日までに分かった。

 那覇市の負担4倍に 「龍柱」補正予算 市民から批判も

 市は12年度の交付金を13年度に繰り越ししている。しかしその後、初年度の12年度分は龍柱2体の制作費、翌13年度分は設置費用として予算を執行。交付決定内容は各年度で一体ずつを制作・設置する内容だった。

 市は「効率よく事業を進めるために変更した」とするが、国の担当者は「計上方法を変えるのであれば、12年度内に変更手続きをするべきだった。交付決定内容と異なるため、不適切」と説明する。そのため、予算の86%を執行していたにもかかわらず、約7700万円を減額し、国からの交付額は1億709万円となった。

 これについて市は、これまでに内容変更について県とのヒアリングで「調整し、了解を得てきたが、国が指摘する内容との認識の差異があった」とする。

 一方、県の担当者は「事務方でどういうやりとりがあったかどうかは分からない」とした上で、「(市から)正式な変更手続きは上がってこなかったので、当初の予定通りに実施するものだという認識だった」とする。

 市によると、予算の計上変更にかかる県とのやりとりの正式な記録は残っていないという。

 ■賛成24 反対2

 補正予算案は賛成24、反対2で可決された。野党の公明、自民両党の議員11人は退席し、無所属の会2人が反対した。

 反対討論として「協働によるまちづくりから大きく逸脱している」「市長の説明責任が果たされていない」との意見が出た。

 また、賛成議員からは、安全性の確保や、地域経済の活性化、観光振興に貢献するなど4項目を市長に要望した附託決議案を提案。賛成多数で可決した。

 市は7月に工事を開始、12月までの完成を目指す。


2015年5月8日

沖縄タイムス 平成27年5月8日(金)サクッとニュース

那覇市の負担4倍に 「龍柱」補正予算 市民から批判も

 那覇市議会の予算決算常任委員会(知念博委員長)は7日、市若狭緑地で建設が中断している龍柱の完成に向けた事業費1億296万円の補正予算案を賛成多数で可決した。8日の最終本会議で可決、成立する見通し。一括交付金事業としてスタートしながら大幅減額され、繰り越しも断念し、市の負担額は当初予定の4倍に膨らんだ。識者は交付金の使い方を疑問視し、市民からは批判の声も上がる。

 公明党などが「市民の負担を少なくしたい」と補正予算案を3500万円に修正する案を提案したが、賛成少数で否決された。

 龍柱の建設は2012年、友好都市・中国福州市との交流のシンボルにしようと発案された。若狭地区の緑地に高さ約15メートル、幅3メートルの2体を設置する計画で、事業費は一括交付金約2億6700万円を活用する予定だった。

 市の負担額が膨らんだ理由の一つは、一括交付金の充当方法の認識がずれていたためだ。初年度の12年度は龍柱2体の制作費、翌13年度は設置費用と認識していた市側に対し、国は「単年度で1体ずつ制作・設置するのが約束」と指摘。約1億8千万円の交付予定額から約7700万円を減額した。

 さらに、当初予定の14年末の完成が遅れ、工期を3カ月間延長したが間に合わず、一括交付金6465万円の繰り越しを断念した。市は常任委員会で「完成させないと国から交付金の返還を求められる可能性がある」と説明。久高將光副市長は「このような結果に至ったことは誠に残念。市民に評価してもらえるよう、全力を尽くす」と理解を求めている。

 地方自治に詳しい琉球大学の島袋純教授(行政学)は「市は市民のニーズを踏まえ予算を編成するべきだ。一括交付金の基準も不明確で、不明瞭な部分がある」と指摘する。

 市在住の女性(60)は「大変な思いで税金を払っているのに、一括交付金や税金の無駄遣いだ」と批判した。

■龍柱 一連の動き

2012年12月 那覇市議会で事業費1億2400万円の補正予算案を可決

13年6月 追加事業費1億4300万円の補正予算案を可決

12月 中国での石の切り出し作業開始

14年7月7日 龍柱設置作業請負業者と契約

12月 中国から石材が到着

12月25日 当初の工期だったが、3カ月延長

15年3月24日 工期終了。一括交付金の繰り越し申請を断念


2015年4月13日

沖縄タイムス 平成27年4月13日(月)政治

那覇市「龍柱」単独予算で完成へ 一括交付金繰り越し断念

 那覇市(城間幹子市長)は若狭緑地で建設中の「龍柱」の事業費に充てる一括交付金の一部約6400万円の繰り越しを断念、単独予算で完成を目指す方針を決めた。那覇市議会の建設常任委員会(古堅茂治委員長)で10日、報告した。市の担当者は2014年度中の完成予定だった工期が遅れ、3月24日の工事期限までに国と繰り越しについての調整がつかなかったと説明している。単独予算から約1億円を確保する。
  龍柱の総事業費約2億6700万円のうち、約2億1360万円を一括交付金で充てる予定だった。市は14年度中の完成を目指したが、設計変更や委託業者での人員不足などの影響で作業が遅れたため、工期を3カ月延長。約6400万円の繰り越しが必要だった。契約約款に基づき事業者へ請求する違約金などのペナルティーについては「調整中」としている。
  中国に発注した龍柱本体は14年12月までに制作を終了し、沖縄へ運び込まれている。本体の設置や組み立て工事を進める予定だったが、3月24日以降の作業を中断している。市議会では今月末にも臨時議会を開き、予算などについて議論する。担当者は「早期に予算を確保し、完成させたい」と話した。


2014年9月4日

沖縄タイムス 平成26年9月4日(木)

目玉?無駄遣い?那覇に続々モニュメント

 那覇市には今年、大型モニュメントが次々と登場した。牧志の希望ヶ丘公園内にある重さ約7トンの那覇大綱、安里のさいおんスクエアに設置された全長14・5メートルの那覇爬龍(はりゅう)船。さらに現在、若狭に高さ約15メートルの龍の柱建設も進む。市は「那覇の新たなシンボルとして必要だ」と主張するが、市民から「税金の無駄遣い」などの声もある。関係者の考えを聞いた。(社会部・吉川毅)

 「那覇の新たなシンボルとして活性化に大きく寄与する」。今年4月、翁長雄志市長は、二つのモニュメントの同時完成を祝った。

 市の2大祭り「那覇大綱挽(ひき)」と「那覇ハーリー」の魅力を伝えたいと、一括交付金を活用して大綱に約5千万円、ベンチ型の爬龍船には約2千万円をかけた。完成セレモニーで那覇大綱挽保存会の比嘉稔会長は「祭りは年1回だが、ここに来たらいつでも大綱に触れられる」、那覇爬龍船振興会の嶺井政治会長は「多くの人にハーリーの躍動感を感じてもらいたい」と話した。

■にぎわいなし

 完成から約5カ月。現場に足を運ぶと、関係者が期待するにぎわいはなかった。

 市の活性化に携わる男性は、記者から爬龍船モニュメントの予算額を聞いて驚いた。「まだ一度も見に行ったことはないが、ベンチがそんなに高いのか。活性化の関係者には市から事前説明があってもいいと思うが」と苦笑い。

 平和通りで雑貨を販売している女性は「大綱にいつでも触れられると言うが、進入禁止になっている。ツアー客や修学旅行生が大綱に乗って写真が撮れるほうが観光スポットになるのに」との提案も。

■「街の顔」強調

 市企画調整課に設置の意義について聞いた。

 担当者は「那覇は、首里城を除けばショッピングや空港に近いだけの便利な街でしかない。リゾート地に素通りされるだけの地位に甘んじてきた」などと説明。「中心市街地に観光資源となるモニュメントを設置することは観光都市の新たな顔を明確にするものだ」と主張した。

 効果については「モニュメントの単体効果を測定できないが、設置をきっかけにした商品開発などの民間の動きも刺激できるはずだ」と話す。

■拠点になるか

 琉球大学観光産業科学部の下地芳郎教授は「那覇といえば、琉球王国時代からの歴史文化が強み。それを観光資源としていろんな形で活用するのは必要なことだが、問題は手段と効果だ」と説明する。

 ローマの小便小僧、渋谷のハチ公の像などを例に挙げた上で「それぞれの土地に代表的なスポットがあり、そこが待ち合わせの場所、行動の拠点になるはずだが、那覇のモニュメントもそうならないと大きな効果は期待できない」と指摘。「観光向けではなく、地元の人が触れて県民の財産として活用することが大きな視点。県民も観光客も総合的に、持続的に集まる仕組みが必要だ」と話した。


2014年5月28日

沖縄タイムス 平成26年5月23日(金)社会28面

久米至聖廟設置 無効求め市提訴  任意団体

 任意団体「住みよい那覇市をつくる会」代表で那覇市内に住む女性(86)が、那覇市と翁長雄志那覇市長を相手に、市の財産である松山公園に儒教の施設の久米至聖廟を設置しているのは憲法の定める政教分離に違反しているなどとして、設置許可の無効などを求めた住民訴訟を那覇地裁に起こした。提訴は21日付。
 那覇市の建設管理部花とみどり課は「同件について市監査委員は住民監査請求の理由にならないと棄却している。市としても問題はないという主張」と回答。提訴について「訴状が届いていないので、確認して適切に対応する」とした。
 このほかにも、同つくる会の男性会員(66)が、市の委託を受け福祉施設を運営する社団法人にした市の公金支出が違法だとする訴えも20日付でお越こした。


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