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龍の柱の新たな問題点



補正予算が可決後に行われた調査に対する質問の回答及び石材の画像を掲載します。
資料5の地質調査の結果は重要な部分文字が不明瞭。

調査回答から龍の柱の新たな問題点が判明しました。


龍の柱の新たな問題点
  1. 柱を支える土台となる基礎工事が経済的理由で、55mのパイル(鋼管杭)から24mに変更されていた事実が判明致しました。よってこの支柱を支えているのは、岩盤による支持層では無く、琉球石灰岩の持つ摩擦力であるということです。それぞれ一本の杭の強度を一度試したからといって、8本(阿吽で16本)の強度が確保されたとして良いのでしょうか? 琉球石灰岩って珊瑚で出来ていますが、それほど丈夫とは思えません。 那覇市花とみどり課では、設置場所を変更したことにより地下25mに支持層があることが判明した為に当初の55mから25mに変更したと答えており、正直さを欠いた姿勢はこれから問われなければなりません。
  2. 地質調査では、次のようなデータとなっている。
    深度18.7~ 18.9m砂分多く混在➡深度19.8m~ 20.3m短棒状コアで採取➡ 深度20.85m~ 24m短棒状コアで採取➡深度25.8m~27.7m混じり砂分布マトリックスは細砂分主体➡深度30.9m~ 34.7mマトリックス砂分をやや多く混在➡以下52mまで砂混じりであることが判明している。
  3. よって、琉球石灰岩を支持層としても高々20m~24mの僅かにその厚さは4mに過ぎない。 これで十分な摩擦力があり、数十年間も総重量約400tもの石柱を支えられるというのであろうか?
  4. その1工事(龍柱の作製と運搬、管理)は未完成だった。 那覇市当局は、龍柱建設補正予算の集中審議の答弁で「その1工事は完成している」としたが、資料4より外径1,016mmの支柱から60度ごとにボルトで固定するために142mmの出っ張りがあるので、ボルト固定部分は対角線上に石材の内径は1,300mmでなければならないが、次の示すようにほとんど全てが企画に合わず、あるものは削り過ぎてしまっており、十分な強度が得られるか疑問が残る。
  5. 因みに花とみどり課が内径の計測したものは全て半径であり、あえて直径及びボルト留めする位置が分からないようにしたと考えざるを得ない回答でした。資料2のくり貫き出来形図から読み取れることは次の通りである。
    • 阿形B3(3段目)適合5、削りすぎ1
    • B4(4段目)適合3、不足3
    • B5(5段目)適合1、不足5
    • B6(6段目)適合3、不足3
    • B7(7段目)適合1、不足5
    • B8(8段目)適合2、削りすぎ1、不足3
    • B9(9段目)適合4、不足1

    本来はボルトで固定する部分で内径の半径を計測しなければならないが、適当な部分で計測しており、その数字も当てにならない。

  6. 上記の如く、石柱のパーツは、完成しておりません。明らかに大きく穴を開けすぎた箇所は、提示されたものも中ですら1箇所あることが判明しております。
  7. よって、その2工事総額1億3,000万円中、完成度70%で執行は約9,100万円という事になります。ですから、未完成工事の予算は、約4,000万円で済ますべきところです。ところが、周辺の公園整備費用を組み入れて1億300万円の補正を組みました。6000万円もの余分な予算は、未完成で歪なパーツの内径を削り直す為の予算がここに組み入れられていることが分かります。これは、中国での龍柱製作費に匹敵する予算です。
  8. おそらく、市当局は今後、周辺公園整備予算を何らかの名目で増額して帳尻を合わせるものと思われます。
  9. この那覇・福州友好都市交流シンボルづくり事業ほど、予算面でいかがわしいものはありません。当初3m~5mの龍柱1本で予算は約1億3千万円だったものが、15m2本(計30m)で総額2億6千7百万円となったわけですので、これほどデタラメな予算はありません。
  10. そもそも、那覇市の公共事業の発注は、指名競争入札がほとんどで、おまけに予め予算額を公表するものですが、受注した業者との請負金額は、入札した金額ではない事例が幾つも判明しております。翁長・城間市政の闇がここにあることは疑いようがありません。

調査回答項目&資料1
資料2~3
資料4~7


石材の穴の状況
画像1 部材
画像2 部材
画像3 部材
画像4 部材
画像5 部材
画像6 部材

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